よくある問い合わせを初心者の方々に分かるように解説します。 恥ずかしくって誰にも聞けない・・・。 いえいえ、あなたの疑問は初心者みなさんがきっと知りたいことなんですよ。 ご質問もお待ちしています! |
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コンピュータウイルス ウイルスメールにご用心 |
「ウイルス」って何? 「パソコンも風邪ひくんですか?」「人間にはうつりませんか?」って方も一昔前はいらっしゃいましたが、最近ではご存知の方がほとんどで説明は必要ないかも知れませんが、 簡単に言うと、コンピュータウイルスとはコンピュータに悪さする迷惑なプログラムのことです。 画面表示を変更するだけのいたずら、悪ふざけ程度のものから、パソコンの中身(ハードディスクの中のプログラムやデータ)を消したり壊したりするようなものまであります。また最近では個人情報の流出、悪用も懸念されています。 ウイルスには「トロイの木馬」や「ワーム」「マクロウイルス」など種類や特徴、症状が様々です。総称して「ウイルス」と呼んでいます。最近ではこれらの複合型も増えて、世界各地で多くの種類のウイルスが作られて、日々報告されています。(どこの誰が何のためなのかは謎ですが。) コンピュータがウイルスに冒されたときの状況を病気に例えて「感染」と呼びます。また、ウイルスの被害が起きたときのことを「発病」「発症」といいます。ウイルスを検出し取り除くプログラムを「ワクチン」と呼んでいます。 「トロイの木馬」 インターネット上から「便利で楽しそうなプログラム」をダウンロードして実行したら、後になって画面に変なメッセージが出る、ハードディスクの内容が消えてしまった、パソコンが起動しなくなった・・・。 一見無害に思えるプログラム(拡張プログラム・スクリーンセーバー・ゲーム等)をダウンロードして実行したり、怪しげなホームページやHTML形式の電子メールのリンクをクリックする(ダウンロードの実行)ことでも知らない間にパソコンに潜入することもあります。ほかのファイルやシステムに感染しないでそれ自身が不正な動きをします。(この部分でウイルスとは異なるとの見解もあります。) ギリシャ神話の「トロイの木馬」はご存知ですね。木馬に兵を潜ませて城内に潜入した、トロイア戦争のギリシャ軍の奇計をウイルスの特徴に例えての名称です。 「ワーム」 最近大きく被害を広げている電子メールを使って勝手に自分の分身をばらまくタイプのものです。 通常のウイルスは感染の対象となるファイルにくっついてパソコンからパソコンへ移動するのですが、そのようなファイルを必要とせずに、自力でネットワークを経由して不特定多数に感染を広げていくウイルスのことをワームと呼びます。 worm−虫です。それも「くにゅくにゅ」動く脚の無い私が苦手なヤツです。自力でネット間を動いて増殖していく、寄生虫のようで言い得て妙です。 ちなみにプログラムのミスをバグ(bug)と呼びますが、これも「虫」です。 ウイルス対策は万全ですか? 「自分には関係ない」と思われている方はいらっしゃいませんか?今や対岸の火事ではありません。 ウイルス対策ソフトを導入しましょう。定期的なウイルスチェックはもちろんのこと、もし感染したら他のコンピュータにウイルスを撒き散らさないような配慮と早急な処置が必要です。 11月中旬頃からウイルス(ワーム)メールが蔓延しています。 ウイルスはメールの添付ファイルとして送られてくるケースやホームページを見ただけで感染するもの、9月に大きな被害を出した「ニムダ」は記憶に新しいですね。アメリカの象徴のようなマイクロソフト社の製品のセキュリティホールを突いたもので、テロとの関連も取りざたされたりもしました(定かではありませんが)。ウイルスの種類もパソコンへの危害の形態も様々です。 最近では「WORM_ALIZ.A」「W32.Badtrans.B@mm 」「W32.Goner.A@mm」といったメールで感染するウイルスが被害を広げています。
対策 その1
プレビューを非表示にする 今被害が出ているウイルスの多くはメールをプレビューするだけで感染してしまいます。 OEの[表示]メニュー[レイアウト]の[プレビューウインドウを表示する]のチェックを外します。 不審なメールに注意をはらう 添付ファイル付きの不審なメールは開かずに捨てましょう。 特に着信メールが多い方は習慣的に無意識に開いてしまいがちですので、たとえ送信者がお友達の名前でも添付の有無、件名等に注意をはらいましょう。感染すると知らない間に自分が送信者にされてアドレス帳の情報を元にウイルスメールをばら撒くことに・・。 むやみにダブルクリックで開かないことです。 連日ウイルスに感染したという方から問い合わせがあります。 ある方は複数のML(メーリングリスト)への参加やメールマガジンを購読されていたそうですが、停止の手続きが面倒で、ろくに読まずに開いては捨てることが習慣になっていたそうです。 必要のない情報に振り回されるのは無駄なことですね。情報の見極めは大切です。この際いろんな情報の整理もやっちゃいましょう。 対策 その2
パソコンのセキュリティーって? 「security」の「保障、保全」という意味のとおり、パソコンではコンピュータシステムの安全を守ること−ウイルスや事故からデータを守ったり、データの内容を不正に利用されないようにすること等−を指します。 セキュリティーホールとは? そのものずばりセキュリティーの「穴」、セキュリティーが弱い部分(プログラムの不具合)のことです。Windows(IE5.5以前)では添付された実行可能なプログラムをユーザーのコンピューター上で自動的に実行してしまう(勝手にウイルス入り添付ファイルを開いてしまうのです。)というセキュリティーホールが以前から指摘されていましたが、そんな「抜け穴」は一刻も早く塞がないといけません。 プログラムには必ずといっていいほどバグ(プログラムの不具合)があります。製品に不具合が見つかった際には不具合のある部分を修正したプログラムがユーザーに提供されます。 修正プログラムをインストールしてセキュリティ対策を行いましょう。 マイクロソフトセキュリティ対策早分かりガイド http://microsoft.com/japan/enable/products/security/ Windows Updateでマイクロソフト社製品の修正プログラムをダウンロードすることが出来ます。 ウインドウズスタートメニューからも接続できます。 http://windowsupdate.microsoft.com/ 日頃から情報収集を 最新のウイルス情報を得られるサイトが数多くあります。日頃から情報収集して被害に合わないようにしましょう。ちょっとした知識があれば危険を察知、回避することができます。 次項で記しているウイルス対策ソフトメーカーのサイトはもちろん情報満載です。 IPA(情報処理進行事業協会)セキュリティセンター http://www.ipa.go.jp/security/index.html JCSA(日本コンピュータセキュリティ協会) http://www.jcsa.or.jp/ マイクロソフト社セキュリティーセンター http://www.microsoft.com/japan/technet/security/default.asp 対策 その3
加害者にならないためにも ウイルスバスター Norton AntiVirus VirusScan ウイルス対策ソフトの導入後はウイルス定義を常に更新しましょう。 定期的に自動的にダウンロードする設定もできます。 時々「2年前に買ったパソコンにプレインストールされてた製品があるから大丈夫」なんて方がいらっしゃいますが、最新情報に対応していないと意味がありません。
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