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パソコンボランティア募集中!

パソコンボランティア(視覚障害者サポート)を募集しています。いっしょに画面読み上げソフトを学んでサポートに参加いただける方、もちろん初心者も大歓迎です。

サポート対象は全盲の方が中心です。
イメージしてみて下さい。視覚に頼らずにパソコンを操作するということを。


 画面読み上げソフト
画面読み上げソフトをパソコンにインストールすると画面の情報を読み上げてくれます。全盲の方や強度の弱視の方は画面情報を確認することが出来ませんので、読み上げられる「声」を認識してパソコンを操作します。何種類かの読み上げソフトがありますがWindowsの全機能に対応はなされていません。アプリケーションもです。マウスを使うことなくキーボードのみ(ショートカットキーを多用)で操作します。読み上げソフトを使うこと以外はパソコンの環境は晴眼者と全く同じです。実際にサポートに当たってみて、GUI技術の進歩の恩恵どころかそれがかえって使い辛い環境になる方々がいらしたとは、お恥ずかしながら今まで気付かずにいました。

 サポートの現状
キーボードは覚えていただく他ありませんが、その集中力、修得の早さには感動します。
しかし一旦トラブルが起ると当然いき詰まってしまわれます。訪問サポート時には問題ありませんが、おひとりで練習されている時に思いもよらぬ事態になると・・・、誰でも経験がおありのことでしょう。
電話で問い合わせを頂いた際にはパソコンの画面の状態を説明していただければ電話での指導が可能ですが、視覚障害をお持ちの方は読み上げソフトの声のみが頼りです。こちらも耳を澄まして電話の向こうの音声ソフトの声を手がかりにするしかありません。その声が何らかの理由で発しない場合はお手上げです。そんな時には「パソボラ出動」と相成ります。しかし大抵はマウスを1回クリックするだけで解決できることばかりなのです。そんな時にいつも思うことは「その方の近くに『目』になって下さる方がいらっしゃれば・・・。」

せっかくパソコンを購入してもどんなに学ぶ意欲がおありでも、私たちにとっては何でもない操作以前の段階で挫折してしまわれる方が大勢いらしゃるのです。

 障害をお持ちの方の「自立」
全盲の方で見事にパソコンを活用されている方からお話しを伺い、実際に活用の様子を拝見しました。その方は視覚障害者が真に自立するためには情報機器の活用が必須だと強くおっしゃいます。
就業すれば各種書類の提出が必要になります。提出文書を作成しようにも一般社会では点字は通用しません。さまざまな書類の閲覧も必要になります。しかしその書類は当然墨字で書かれています。パソコンを修得する以前には代筆、代読を依頼しないとならなかったそうです。誰しも家族にも知られたくないようなプライバシーの領域がおありでしょう、でもそうせざるを得なかったのです。しかし情報技術を利用して墨字の文書を自分の手で「書いて読んだ」時は、既に就業はされてたものの、初めて本当の意味で「自立できた」と思われたそうです。
スキャナで読み取った情報を読み上げソフトで「見る」のです。楽するためでなく生活に根ざしたOCR技術の活用には感服いたしました。そして果たして自分自信はパソコンを活用していると言えるのだろうか?とも(^^;)。

 「閲覧できない」ホームページ
また情報収集の手段として読み上げソフトで百科事典を見たり、インターネットを利用することも可能ですが、読み上げソフトで「閲覧できない」ホームページがあまりにも多いことに驚きました。と言うより、ほとんどのホームページは対応できていません。
もちろん画像や動画を駆使した素晴らしいサイトを否定する訳ではありません。
例えば天気予報を例に挙げるとほぼ100%読めません。画像のみで表示されているからです。せめて代替テキストを適用したり、テキスト部分があればいいのにな、と思います。公共施設や視覚障害をお持ちの方にこそ提供すべき情報が掲載されている多くのサイトが「閲覧できない」ことは残念なことです。

 ボランティア募集
ひとりでも多くの「目」になって下さる方が必要なのです。

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